今年は新型コロナウイルスの影響で思うようにお出かけできず、近場で楽しみを見つける、という方が多いと思います。我が家もこの夏はほとんどお出かけてしていなかったので、涼を求めて長岡市の栃尾地域へ。

　栃尾といえば、分厚い「あぶらげ(油揚げ)」や名水が湧き出る杜々の森名水公園が有名ですが、「冷丼(ひやどん)」とも呼ばれる冷やしラーメンの存在も見逃せません! キリっと冷えたスープの中を泳ぐ麺。冷やし中華と違い、酸味はなく(店によって味は異なる)、スープはたっぷりの冷たいラーメンです。栃尾地域では、冷やしラーメンを提供する店が多く、「冷やしラーメンMAP」なるパンフレットがあり、12店舗が掲載されていました。

　訪れたのは、冷やしラーメンの元祖として知られる「鈴多食堂」。こちらでは「ラーメンの冷やし」というメニュー名で提供されていました。

　登場したのは、透き通ったスープのシンプルな一杯。見た目だけでは温かいラーメンのようです。スープを一口すすると、冷たくて、魚介系のダシの風味がしっかり口の中に広がります。やや濃いめの味ですが、麺をすするとちょうど良い塩梅に。細麺がスルスルのどを通っていきます。暑い季節に食べやすい!

　栃尾地域の冷やしラーメン、お店によって提供期間やメニュー名、内容などは異なりますが、こちらでは夏季限定のようです。またシューマイも人気とのことで、一緒にオーダー。大きめサイズで、ふわっと柔らかくて美味でした。

　冷やしラーメンMAPは「道の駅R290とちお」で手に入りました。もう夏も終盤。今週も残暑が厳しいようですから、熱中症には十分注意を! 感染対策を十分に行って、近場で晩夏の楽しみを見つけてみるのもいいのではないでしょうか。